修士課程(公益学専攻) 2020年度(令和2年度)
1.ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)
必要な単位数を修得し、次の知識・能力を身につけた人材に学位を授与します。
○課題の研究に必要な専門知識
○課題を客観的に分析し解決策を論理的に思考する能力
○課題の解決に向け多様な主体と共創し合意を形成する能力
○社会的責任・異文化・多様な価値観に対する深い理解力
<人材育成像>
4つの研究領域それぞれで、次の人材育成像を掲げています。
公共経営研究領域 | 専門知識と共創力を身につけた公務員 | 公務員に必要な政策立案や公共経営に関する専門知識を身につけ、企業・非営利組織・市民等と連携・協働しながら、地域の課題解決に主体的に取り組むことができる人材。 |
国際ビジネス研究領域 | 国際的視野を持ち地域経済を担うビジネスパーソン | ローカル-グローバル-ローカル(LGL)精神のもと、ローカル(地元地域)とグローバル(国際社会)を相互に結びつけ、グローバルなビジネスシーンに深いつながりを持ちつつ、地元地域のビジネスでも強いリーダーシップを発揮できる人材。 |
地域共創・ソーシャルワーク研究領域 | 地域共創・地域課題解決を担う市民 | 市民の立場から官民の多様な組織、個人等との連携、協働を推進し、地域社会の複合的な課題の解決に主体的に取り組むことができる人材。 |
情報科学研究領域 | 公益的かつオープンな思考で問題に立ち向かう技術リーダー | オープンデータ/オープンソースの思想を理解し、分け隔てなく情報交換するための意義と基盤技術を理解し、情報洪水に惑うことなく本質的に重要な情報を抽出し簡潔性を保持したまま機敏な処理を行ない判断に活かせる人材。 |
2.カリキュラム
修士課程では、基礎科目・方法論科目・専門科目・発展科目・プロジェクト科目・自由科目・演習の7つの科目区分を設け、体系的な教育を行います。
また、「公共経営研究領域」「国際ビジネス研究領域」「地域共創・ソーシャルワーク研究領域」「情報科学研究領域」の4つの研究領域の中から主となる研究領域のほか、自分の研究目的に合わせて他研究領域の科目も履修でき、専門分野以外の知識・理論も踏まえた研究を進めることが可能です。
3. 修了要件
修士課程の修了要件は、本課程に2年以上在学し、30単位以上を修得するとともに、在学中に修士論文を提出し、審査に合格することです。(長期履修制度による場合は、3年または4年となります)
※修了単位数に限定されることなく、自らの研究上の必要性、及び興味・関心に応じて、積極的に受講・単位取得することを推奨します。
4.学びの流れ
研究指導(演習科目)は、指導教員による院生への個別指導を基本としますが、「院生研究報告会」(毎年7月、11月)や学会発表等を通して専門分野の異なる教員や院生間における研究交流を積極的に推奨しています。
標準修業年限は2年間ですが、「長期履修制度」を活用し、3年間または4年間在籍し、じっくりと研究に取り組むことも可能です。
時間割は、社会人の就学に配慮し、平日の夜間や土曜日にも授業を配置しています。主要な科目を1年程度で履修し、2年次は論文執筆に集中できます。