INTERVIEW

教員インタビュー 澤邉みさ子教授

――研究指導はどのようなスタイルをとられていますか?

大きな括りでは障害を扱うことになりますが、院生はそれぞれのテーマをもって研究に取り組んでいます。各自のテーマについて、院生がもっている知識や経験などをベースにして修士論文の研究指導を進めていきます。最初に行うのは文献をリサーチし、文献を読み込んで、整理するという作業です。次に、テーマを再度見直して、論文を書く構成を一緒に考えていきます。その後に、必要に応じて文献調査、アンケート調査などを行います。そのような作業を積み重ねて、ゴールである論文の完成をめざすというわけです。2年間という期間は短いので、このような一連の作業が一直線に進んでいく感じです。

障害の分野についてはもちろん私が中心となって指導しますが、研究の必要に応じて、私だけではなく、他の先生からも指導を受けることを勧めています。論文のベースを仕上げる最初の段階では、私だけが見ているとどうしても狭くなってしまうので、多面的にアプローチするようにアドバイスしています。最初は網を広く張っておいて、精査していくというやり方ですね。院生の研究では私の研究の枠を超えていって欲しいと思います。

――研究を志望されている方へメッセージがありましたらお願いします。

私の研究分野が障害なので、障害を切り口にして社会のいろいろな出来事を考えてみたいという方と一緒に研究できればと思っています。

――最後に先生のご趣味などをお聞かせください。

趣味なのかどうかわかりませんが、テレビを見ることが好きですね。普通のレベルではなく、凄く見ています。どちらかというとドラマが多いですね。また、主にミニシアター系ですが映画を見ることも好きです。映像を見ること自体が好きなのかもしれません。笑われるかもしれませんが、見たかったものを見逃すととても落ち込みます。でも、コレクションしたりはしません。いわゆるマニアではないみたいです。録画したものを早送りで見るだけでも満足していますし、見終わったらすぐに消去してしまいます。ただ、番組改編の時期は、新しく始まったものをすべてチェックして、その後に継続して見るかどうかを必ず“判定”します。

あと、食べることが好きなので、庄内の生活にとても幸せを感じています。でも、何を食べてもおいしく感じてしまうので、「幸せな味オンチ」なのかもしれません。以前食べたものがどんな味だったかを忘れても、「おいしかった」という感情はかなり小さい頃のものまで覚えています。もともと都会っ子なので庄内の自然は活用しきれていないかもしれませんが、庄内の食の恩恵は十分に受けている気がします。

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