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高谷教授・改修設計による「まちキネ」が2013年日本建築学会作品選奨に選ばれました。(2013/04/24)

4月15日、その年の作品選集掲載作品のうち特に優れた作品に送られる2013年日本建築学会作品選奨に、「鶴岡まちなかキネマ」が選ばれました。

この鶴岡まちなかキネマの改修設計には本学高谷時彦教授(設計・計画高谷時彦事務所)が参加して、松文産業旧鶴岡工場の木造平屋瓦葺屋根の建物を映画館としてコンバージョンしており、「歴史的建築を生かしたまちづくり」の実践的事例の一つとなっています。

高谷教授は、松文産業旧鶴岡工場の建物が約80年の間、壊されずに維持されてきた保存の本質は、取ったり、切ったり、付け加えたりできるという木造ならではの可変性によって工場としての用途変化に対応できた点にあるとして「木造トラス構造の小屋組みというシステムを残す、継承する、見せることに重点を置きました」と設計の狙いを語っています。

鶴岡まちなかキネマはLEAF AWARDS 2010の商業建築部門入選、第21回BELCA賞ベストリフォーム部門に引き続き、その建築的価値が高い評価を受けたことになり、地域の中心的拠点としてより一層の注目が集まることに期待が高まります。

【日本建築学会】-2013年各賞受賞者

http://www.aij.or.jp/2013/2013prize.html

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