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【公開講座】「国際ビジネスコミュニケーション論」を開催しました。(2016/08/16)

  平成28年8月13日(土)、山形県寄附講座アジアビジネス人材養成講座の関連科目で、株式会社電通人事局次長の酒井章講師が担当する「国際ビジネスコミュニケーション論」の1回分(90分)を、公開で実施いたしました。
  公開講座では、台湾電通股份有限公司の張松哲総経理(President)と蔡智彥総経理室室長にお越しいただき、「日本ブランドのCommunication Designer ― 台湾電通」と題して講義を行っていただきました。

  台湾電通では、トヨタ自動車株式会社をはじめ多くの日本企業を顧客として抱え、台湾での販売促進のサポートを行っています。デジタル化が著しい現代に、統合性を持つコミュニケーションデザイン「Integrated Communication Design」を意識した広告を展開し、成功を収めています。
  講義では、実際のテレビCMやイベントの動画を多数お見せいただき、そうした広告制作の背景にある台湾の放送事情や、台湾の方々の日本に対する意識についてご講義いただきました。また、台湾新幹線の車内や駅そのものをプラットフォームとした他県のフルーツの宣伝事例は、フルーツ産地である山形県にとって、今後の海外展開の参考となる内容でした。
  「Facebook」や「Twitter」がコミュニケーションのひとつとなっている現代で、消費者のニーズをいかにつかみ、いかに売るか、という「デザイン」の重要性が分かる講義となりました。
  参加いただいた方々からは、「コミュニケーション『デザイン』の意味がよく理解できた」「自分の職場等で応用しやすく講演されていた」といったご意見をいただき、非常に満足度の高かったことがうかがえました。また、遠隔講義システムを用いて、山形会場との質疑応答も行われました。

  アジアビジネス人材養成講座では、今後も地域の皆様のお役に立つ取り組みを進めて参ります。

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  なお、公開講座後の授業では、台湾の方をターゲットとした庄内の観光について大学院生がプレゼンテーションを行いました。張総経理からは、「富裕層に対して旅程が2日間というのは少ない。ターゲットを知る必要がある。」「庄内には様々すばらしいものがあることは分かったが、体験することが多くなると、印象には残りにくくなる。そうならないために、『選択と集中』をすること。ストーリーを組むこと。」等のアドバイスを頂きました。
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